就活リセラマしました ◇ 第1話
リセマラとは
リセットマラソンの略語である。
リセマラ - ニコ百 https://dic.nicovideo.jp/id/5330304
(ニコニコ大百科から引用)
▪️ 入 社
2018年 4月2日 月曜日 晴天
8月からという遅めの就活スタートから
1ヶ月ほとで内定を取得した
障がい者の方への就労移行支援事業の企業
配属された首都圏の某事業所へ
わたしは初めて出勤しました
古びたビルの2階、廊下の奥にひっそりとある
鉄の重いドアをぐっと力を込めて開けました
初日はド緊張であまり覚えていませんが、
長い一日をなんとか終えたような気がします
▪️ 楽 し さ
もともと心理学を専攻していたので
支援することに興味がありました
そういったいろいろな事情を抱えた方を
支援して就職へつなげていくお仕事
実際、慣れない環境ながらも
さまざまな特性の方と関わるのは
他では味わえない面白さがありました
少しずつ心を開いて
自分のことを話してくださる方
「新卒なのによくがんばってて
偉いと思います。信頼してます。」
とこっそり教えてくださる方
利用者の方と関わるのは
とても楽しかったのです
とても楽しかったのですが...
問題は利用者の方が帰った
あとの業務にありました
▪️ 厳 し さ
利用者の方が帰ったあとの
溜まりに溜まった事務的業務
はやく帰ろうという意志が
感じられないとろとろした作業
リーダー不在ではMTGができないという
謎ルールから起きる謎の待機時間
事業所の規模に対して多すぎる
利用者さんの情報を処理しきれず
入社の翌週から残業の日々
月10時間程度って言ってたじゃん!
残業があるのは仕方ない
そういう仕事があることも理解できる
でもさ!!わたしそういうの嫌だからさ!!
面接のときに聞いたじゃん!!!!!
月10時間程度って言ったじゃん!!!
なんで入社翌週から週10時間残業してんの!?
昼休みもろくにいただけず
5分でお弁当をかっ込む日々
利用者さんにさえ
「もっとゆっくり食べないと体に悪いわよ」
と心配される昼休み
(もはや休みではない)
(でも給与からはきっちり休憩1時間分引かれる)
家に帰るとクタクタで何もできず
お布団と会社を往復する日々
たぶんね、頑張れる人は
頑張れるんだと思います
社会はそういうもの
って思う方もいると思います
むしろ新人時代辛い思いをするのは
当たり前なんだという考えもあると思います
でもさ!
わたしこういう人間だから!
みんながそう言ってるから、常識だから
って理由で自分の気持ち曲げられないから!!
入社3週目にして早くも
新生活に陰りがみえはじめたのでした
傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった (幻冬舎文庫)
- 作者: 小野美由紀
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/02/07
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
つづく