就活リセマラしました ◇ 第２話
リセマラとは
リセットマラソンの略語である。
リセマラ - ニコ百 https://dic.nicovideo.jp/id/5330304
(ニコニコ大百科から引用)
▪️ 適当な就活
大学４年次の夏まで
大学院行こうかな〜
なんて呑気なことを考えていたので
周囲が焦り出す６月になっても
ほとんどが内定を得る７月になっても
特に就職活動もせずにゆるゆると
院試に向けた勉強をしていました
単純に大学で学んだ心理学が
おもしろかったからです
でも８月、入試要項である研究計画書を
作成していたとき気づいてしまいました
｢あれ？わたし別に研究したいわけじゃないな？｣
わたしはどツボにハマるまで気づかない
能天気な人間なので
８月から就活してもなんとかなるだろ～
と気楽に考え、遅い就活をはじめました
10社ほど受けたのでしょうか
教育・福祉・サービスの業界から
５社ほど内定をいただき、
その中でも１番面白そうだな～
と思った企業に就職することを決めました
こうしてろくな企業研究もせず
なんとなく適当に重大な決断を
してしまったのです
▪️ 社会ってさ
正直なところ待遇や福利厚生で
判断しようという気持ちはありましたが
当時のわたしには明確な
判断基準がありませんでした
どの程度のお休みがあれば
自分は満足できるのか
どれくらいの残業時間なら
自分は納得できるのか
そもそも実際働いてみないと
分からないこともたくさんあります
残業時間と有給消化率とか人間関係とか！！
社会は、大人は、
嘘をつきます。
でも騙されたからといって
反抗しない人がほとんどです
多分そのおかげで世の中が
いい感じに丸くまとまってます
で、たまに丸くまとまるための圧、
地球でいうと重力みたいなものに
耐えかねて死ぬ人が現れます
ほんとイカれてるよ！！
そんな世の中ってさ！！
ここでは詳細を割愛しますが
かつて模範的いい子だったわたしは
幼少期からコツコツと作り上げてきた
｢〇〇でなければならない思考｣に
がんじがらめに囚われ
体と心をぶっ壊したことがあります
いつか記事にしたい
それ以降、模範回答的な生き方を
不自然だと感じるようになってしまいました
バラバラになったわたしのピースを
再構成した結果、きれいな正四面体が
なんかよくわからん歪なかたまりに
なったイメージです、伝わりにくいですね
話が逸れましたが、とにかく
主体的に生きられるようになったわたしは
世の中の常識に疑問を呈しはじめたのです
▪️ その結果
そんな人間が、適当に入社した会社で
｢なんか嫌だなあ、違うなあ｣
と感じたとき
何が起こるでしょう
正解はシンプルに ｢ 辞 め る ｣ です
もちろん家族の理解が
あってのことでしたが
入社１ヶ月目の面談でわたしは上長に
｢ 辞 め ま す ｣
と伝えました
キャリアに傷がつくだとか
再就職が困難だとか
会社に迷惑だとか
そんなことはどうでもよかったです
だって嫌なものは嫌だから！！
新入社員の急な辞職に社内はざわめき、
わたしは急遽本社に呼ばれ
人事部長と面談をすることになりました
つづく
